台南の旅

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台南へアクセス
土曜の午後から日曜にかけて、台南旅行に行ってきました。まずは台北市内各地から乗れる「往松山機場」バスに乗り、台北空港站へ。入り口を入るとすぐ沢山の航空会社のカウンターが並んでいます。shao妻が乗り物酔いが激しい為(^^;)今回は機内が綺麗な復興航空を選びました。
カウンターに近づくと「到那裡?」と聞かれるので「台南」と応え、パスポートを見せます。すると小姐は日本語に切り替わり「カードですか?現金ですか」「窓際でよろしいですか」と聞いてくれました。台北←→台南で片道NTD1,793。今回は予約無しで行きましたが、国内線はとても混み合いますので予約をした方が確実です。
松山機場1階には中國國際銀行があり、外貨両替もできます。郵便局もあり、土曜日も12:00までなら開いています。荷物検査は2階です。カフェは荷物検査の前、後両方にあります。書店やお土産屋さんなどもあり、この規模の空港にしては充実していると思いました。
さて搭乗券とパスポートを見せて搭乗すると、復興航空はうさわに聞いたとおり機内がとてもキレイ。台南まで35分程度しか時間がないのに、飲み物のサービスもあるのは偉い(^o^)
台南空港につくと、飛行機から建物まではバスで移動です。軍の滑走路と兼用なので、戦闘機の離陸待ちなんてこともあるそうです。
市内へアクセス~夕食
空港から台南市内中心部まではタクシーで200元左右ですが、空港待ち料金50元がプラスになります。
もう夜だったので、普段shao夫が出張の時に夕食を食べているという成功路沿いの麺屋さんに食べに行きました。名も無き店で、對面に大観音亭・興濟宮があります。通りに面した道の上で、水餃(1個3元)陽春麺(30元)麻醤麺(30元)をすすり、まずはうまくて安い台南を実感(^o^)。水餃は小振りで皮が薄く、醤油も日本ぽい味で食べやすかったです。スープもあっさりしていて旨い。乾麺を頼んだ場合、頼めば清湯(スープ)を付けてくれます。
赤嵌樓(拝観料50元)
腹ごしらえが終わるともう暗くなっていましたが、歩いて観光にでかけました。
各史跡の文化的説明はガイドブックに譲らせて頂きますm(_ _)m。赤嵌は夜の10時まで公開されています。ライトアップが綺麗で、庭や池、建物も小さいながらデザイン的に面白く、なかなか楽しめました。夜だったのがかえって良かったかもしれません。
台南大天后宮
赤嵌のすぐ側ですが、一本路地を入ったところにあります。関羽を祭ってある台湾祠典武廟の方から行くと、占いの店がつらなる雰囲気のある路地を通ることができます。
夜だったせいか参拝客の姿は少なく、静かでした。お賽銭をいくらでもいいから入れて、牛の像を追い棒で叩くとなんらかの御利益があるようです。2005年4月現在修復中で、屋根の見事な彫刻は見られませんでした。台湾一の龍の石柱というのが見たかったのですが、審美眼が無いためどれなのかはっきりと分かりませんでした(^^;)。正面にあった石版のことかなあ。
またこのお宮さんの近くでは冬瓜茶を沢山売っていました。
翰林茶館
チンズーナイチャを発明した店だそうです。民族路沿いにありとても綺麗な喫茶店なので、かえって気づかずに一度は通り過ぎてしまいました。
元祖チンズーナイチャはホワイトタピオカ。粒が小さくてほどほどの弾力があります。黒チンズーナイチャもあり。こちらは大粒で台北でいつも飲んでいるものより柔らかかったです。機械でシェイクする様子も楽しめます。
夜の6時以降は大杯(100元~)でしか頼めません。大ジョッキでミルクティーを飲むという日本ではありえない状態になりますが、飲めてしまうものです(*^_^*)。朝11時から夜中3時まで、週末は朝の5時までやっているので、時間をかけてゆっくり飲めます。地元の人たちは食事をしている人が多かったです。
ちなみにメニューには日本語表記あり。台北では減ってきているヘンな日本語がおおいに楽しめました(^o^)。
台南市中心部
陳水扁総統のお膝元だけあって、中心部は綺麗に整えられています。お宮さんが多く、官庁の建物などもオランダ風のものが多く、かわいらしい雰囲気。
若者向けのスポーツ用品店が多いのが目につきました。閉店間際のナイキショップをひやかしに入ると、店員がいくつかパンツを試着させてくれたので1本購入しました。交渉もなにもしなかったのですが、レジにていきなり2割引に。台南ではよくあることだそうです。
コンビニは台北に劣らずたくさんありますが、ドラッグストアはワトソンズを1件見かけただけでした。ちなみに歩いている人はほとんどなく、みんなスクーターです。
台南観光2日目
朝食はホテルで軽くすませて、さっそく史跡巡りに出かけました。台南は有名な史跡がコンパクトにまとまっていて、歩いて巡れるのがありがたいです。
天壇
朝から参拝客でごったがえしていました。周りにはお供えする紙のお金を売る店が沢山出ていて、繁盛ぶりが伺えます。みんな御利益を受けたい種類のお供えものを買って、熱心にお参りしています。ただ参拝の人が多すぎて紙のお金を燃やす香炉が追いつかず、担当の人がちょっと待って、と言っているのにせっかちの人は待ちきれずにゴミ箱のようなところに捨てて帰っていくのは台湾らしい。もちろん信心深い人は黙って待っていました。
天壇の近くにはカニおこわで有名な阿霞飯店、また肉粽で有名な再發號もあります。
台湾府城隍廟
隠廟です。死後の世界を司る城隍様の善悪を数えるそろばんが有名。ここは柱や扉に書かれた絵が詳細なので、絵が好きな方は見る価値があります。
孔子廟(拝観料25元)
緑に囲まれた庭で、剣舞や太極拳の舞を練習する人の姿が見られました。台湾リスがかけまわったり、のどかな雰囲気でした。
拝観料を払って廟に入ると、台湾の女子学生さんに声をかけられました。日本語を勉強中で、日本人と写真を撮るのが趣味だそうで、1枚一緒に撮りました。他の国ならなにかの詐欺かと疑ってしまいますが、本当に写真を一緒に撮っただけで満足したようにお帰りになりました。これも親日の台南ならではの経験でしょうか。
廟には歴代皇帝や蒋介石、李登輝、陳水扁(敬称略)などの書が掲げられています。
台北の孔子廟では受験のおまもりを売っていますが、こちらの売店では受験より他のお土産品の方が目につきました。
旋轉木馬珈琲
ここまで歩いてきてへたれて来たので、その辺の路地にあった喫茶店に入って一休みです。シンプルで落ち着いた内装、適度に冷房の効いた洋風の喫茶店は台湾在住者にはありがたい。shao夫はアイスコーヒー(130元)、shao妻はミントティー(200元)を頼みました。
くつろいでいると、女性オーナーがチェリーチーズケーキをサービスしてくれました。タダでもらったというのに、このケーキががタダものでなく美味しかった!!見た目は台湾らしい色なのですが、しっかりしたタイプの甘すぎないレアチーズに、チェリーの粒とソースが良くあいます。これから食い倒れの予定ではあったものの、人の好意はありがたく受け取る以上に美味しかったので争うように完食(*^_^*)。
臨水婦人媽廟
子宝、子育て、安産、子育てなど子供に関する神様です。こちらは人でごったがえすということはないのですが、参拝しているカップル達は他の廟より増して真剣に見えました。いくらでも良いのでお賽銭を払って線香を買い、近くにあるバーナーのつまみをひねって自分で火をつけるスタイルでした。沢山いる神様全部に拝拝するのは大変でしたが、もちろんshao夫妻も参拝してきました。御利益あるかな??
延平郡王祠
オランダから台湾を解放した国民的英雄、鄭成功を祭る祠です。台南の有名大学、成功大学などに今でも名を残していますね。こちらは外から参詣しました。
萬福樓餐館
延平郡王祠付近でタクシーを捕まえ、東寧路371號にある萬福樓餐館へ行きました。昼時は過ぎていたのですが、地元の人でごった返していました。店内は満席だったので路上テーブルで伝票を書いて注文。2人とも蝦ワンタン麺60元を頼みました。ワンタンが美味い!ほんのり梅のような風味があり、かむほどに味わい深い。麺とスープは日本のおいしいうどんという感じ。他のメニューも安くて美味しそうで食べてみたかったのですが、これからのことを考えて断念。残念でした。ちなみに看板メニューは牛肉麺だそうです。
紅茶と豆漿はタダでセルフで飲み放題です。日本人客はほとんどいません。
河景大飯店
萬福樓餐館前でタクシーを捕まえて、安平の周氏蝦捲へ乗り付けました。タクシーの人もすぐに分かる有名店です。
が、さすがにお腹がいっぱいだったのでちょっと散歩することに。川沿いを歩いて望月橋を渡り、反対側の川沿いを歩いていると、暑い日差しにへたれ夫婦はもうヘロヘロリンです。と、セブンイレブンの向かいにホテルがあるのが見えました。一見そうとは分からないのですが、これが立派なホテル河景大飯店(台南市慶平路539号 06-2950888)でした。欧米人の家族連れの宿泊客が多く、子供達が戯れている様子がかわいらしかったです。ちょっとのつもりがとても雰囲気が良かったのでしばらくロビーで休ませてもらいました。
周氏蝦捲
さて息を吹き返して周氏蝦捲へ。ここも人で一杯、レジに並ぶ列を見て一旦は怖じ気づきましたが、ファーストフードのノリなので列はすぐにはけます。また2階にも沢山席があるので、1階が満席でも大丈夫です。
有名な蝦捲(2本40元)と、セルフの飲み物15元を頼むと、レジのバイトっぽい女の子は「ありがとうございました」と返してきました。日本人?と思うほどきれいな発音でした。日本人のお客さんも多いんでしょうね。
2階の席に着くと冷房がきつく効いていました。周りは学生っぽい若い子達が多かったです。やっぱりファーストフードのノリなんだと思います。ほとんどの人が蝦捲と一緒に麺や湯を頼んでいました。醤がいくつかあり、shao妻は辣椒が好み。
交通について
周氏蝦捲から台南市内に帰るため、タクシーを望月橋付近で捕まえました。萬福樓付近でもそうだったのですが、台北ほどタクシーは走っていません。周氏蝦捲のすぐ近くに台南市観光休間バス停があったのですが、はてこのバスは私たちの行きたいところに止まるのか?と考えているうちに1台ゴーッと通り過ぎて行きました。本当に「乗る!」という意思表示をしないと瞬く間に行ってしまいます。
結局タクシーで金得春捲に乗り付けたあと、四草線の望月橋バス停から水仙宮バス停まで乗れば良かったんだということが分かりました。どのくらいの間隔で走っているかちょっと分かりませんが、18元なので乗れればラッキーだと思います。 
金得春捲
最後に台湾式クレープを食べに金得春捲へ。路上のテーブル席で1個30元の春捲を頂きました。沢山作り置きしてあるのですが、次々に人がやってきては2個、4個とテイクアウトして行きます。店が小さいのでほとんどの人がテイクアウトです。信号待ちの間に車から降りてきて買い、急いで車に乗り込んで行く人もあり。砂糖がかなり入っていて甘い食べ物でした。
台南から台北へ
ホテルに戻り、タクシーを呼んでもらって台南空港へ。今回流しでひろったタクシーはどれも親切でしたが、ホテルで呼んでもらうとさすがにきれいな車体のが来ました。市内→空港の時は空港まち料金50元はかかりません。
帰りも復興航空です。予約してあったのでスムーズにチェックインでき、あとはベンチに座ってのんびり待ちます。売店はダイナスティホテルの小さな店舗があるだけですが、カフェラテ(100元)とクッキー4,5種類詰め合わせ(30元)はお薦めだそうです。
台南空港の荷物検査は1階。アナウンスがあるまで開かないので入れません。アナウンスは日本語でも流れますが、ちょっと不思議な日本語でした。かえって中国語アナウンスの方が聞き取りやすいかも(^^;)。荷物検査、もぎりを通過すると、バスで飛行機まで移動です。
台南から帰ってくると、台北はやっぱり大都市でした。話には聞いていましたが、台南は台北より物価が安く、台北よりさらに暑く、台北よりもっと親日でした。おかげさまで楽しい旅でした(^o^)
駐在の旦那様方、出張で行き慣れた台南かもしれませんが、たまには奥様を連れていかがですか(*^_^*)。見所がコンパクトにまとまっているので、1泊2日もしくは日帰りでも充実したコースが組めると思います。

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