台湾の肥満問題:アジアにおける深刻な現状

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コラム
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台湾の肥満率の現状

台湾の肥満率は男性が51.5%、女性が35.8%、児童が25%で、アジアで最も高い水準 となっています。ただし、2024年の最新研究では、韓国の小児・青少年の肥満率が台湾を上回っている という報告もあり、状況は変化しているようです。

台湾で肥満が増加した主な要因

1. 食生活の問題

  • 台湾料理は油で炒めた料理が多く、カロリーが高い
  • タピオカミルクティーなどの甘い飲料を中学生の95%が毎日飲んでおり、55%は1日2杯以上飲んでいる
  • 朝食はハンバーガーや甘い紅茶が好まれ、小学生の頃からこうした習慣が浸透している

台湾人はなぜジャンクフードが好きか

台湾人がジャンクフードを好む理由は、複合的な要因が絡み合っています。

1. 歴史的・気候的背景

台湾は高温多湿な気候で、農業労働が中心だった時代には大量のカロリー摂取が必要であり、砂糖が重要な役割を果たしたという歴史があります。特に夏季のカロリー摂取手段として甘い飲食物を取ることが生態学的にも適応していたため、甘い食べ物への嗜好が文化として根付きました。

2. 充実した外食文化

台湾では「三歩歩けば食堂、五歩歩ければレストラン」といわれるほど飲食店が豊富で、三食外食も一般的です。夜市では手軽に食べられるジャンクフードや冷たい飲み物が人気で、忙しい生活スタイルの中で簡単に食べられる食事が好まれています。

3. 利便性と価格
  • 屋台やテイクアウト専門店でファストフードが充実しており、非常に手頃な価格で購入できる
  • キッチンのないマンションも珍しくないほど外食文化が発達している
  • バイク文化により、移動中に手軽に食べられる食品が好まれる

4. 夜市文化の影響

暑い時期が長いため、夕方以降の涼しい時間帯に外出する習慣があり、これが夜市文化を醸成した とされています。夜市では揚げ物や甘い飲み物など、カロリーの高いファストフードが主流です。

つまり、台湾の気候条件、歴史的背景、発達した外食文化、そして忙しい現代のライフスタイルが相まって、手軽で美味しく、エネルギー効率の良いジャンクフードへの嗜好が形成されてきたと言えます。

2. 運動不足

  • 男性の68.5%、女性の79.3%が運動不足で、アメリカやヨーロッパ、日本を上回っている
  • 学校に部活動がなく、子どもたちは外で遊ぶ文化もないため、基本的に家でゲームをしている

3. 生活習慣

  • 台湾では「太っている=裕福」という文化が根強く残っており、特に男の子にはたくさん食べさせる
  • バイク文化が発達しているため、近距離でも歩かずに移動する習慣がある

台湾政府も啓発活動を行っていますが、現時点では食文化や生活習慣の改善は難しい状況が続いているようです。

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