- 台湾運転免許証の取り方
台湾では、日本の免許証はもちろん、国際免許証も使えません。車を運転する為に試験場へGO!
1. 事前の準備・申請
- ・必要書類を用意する
- 写真2枚(バイクも同時に受ける場合は4枚。日本の証明写真サイズでOK)
- 居留証
- 運転免許証(日本のもの)
- 運転免許証の裏表コピー
- その他に、1000NT$(一回で合格した場合)を用意しましょう。
- 日本の免許証のコピー(裏表とも)は、もって行っておいたほうが無難です。現場でのセルフコピーは無くなっており、私は事務室に頼み込んで普通紙にコピーしてもらうことなりました。
- ・試験場へ行く
- 必要書類が整ったら、試験場に出向きましょう。私shao夫が受験したところは、台北に2箇所ある試験場のひとつ台北市監理處北區分處:台北市士林區承徳路五段八十號 です。
- 月曜午前の実技試験がなくなりました。午後(1:25から)だけです。火~金は午前午後ともあります。
- 中山北路二段からタクシーで片道、150~170NTドルくらいです。MRT駅では『士林』駅が最も近いと思いますが、駅から試験場までは徒歩で15分~20分以上はかかるのではないかと感じました。最寄のバス停は「陽明高中」ですがここからでも徒歩7,8分かかります。
- ・申請書類に記入する
- 正面の受付カウンターで申請書類『普通汽車駕執照登記書』をもらいましょう。似たような名前の用紙が多いので間違わないよう。自動車なら「監21」の書類です。バイクは「監23」。
- 用紙を受け取ったら右手へ進んでください。テーブルをいくつも並べた記入コーナーが用意されています。記入アイテムは、以下の通りです。
- a. 駕照號碼(居留証ID No.を書き入れましょう)
- b. 駕照類別(小型にVのチェックを入れましょう)
- c. 姓名(漢字でフルネームを)
- d. 出生日期(生年月日は西暦でいいと思います)
- e. 性別
- f. 電話(自宅の電話が好ましいようです)
- g. 地址(ご自宅の住所を書き入れてください)
- あとは空欄で問題ありません。残りは係の方が測定や試験を終えた後、記入していかれます。この登記書と写真、居留証を握り締めて、次のステップへ!
- ・身体測定
- 記入が終わったら今度は逆に正面入り口左手へ向かって下さい。最初に目に入ってくる左側の扉(階段を通り過ぎてひとつめ)が『身体測定』の部屋への入り口となります。3人の方が居られ、A.身長、体重、聴力、B.色盲と視力、C.身体能力(手を開いたり閉じたり)と料金支払(60元:體能測検費)へと流れ作業で進みます。
- 測定を終えた後は、流れに沿って部屋を退出し、まっすぐ進みましょう。5mほど歩くと扉を隔てて部屋の奥の方に受付カウンターのある部屋が確認できます。ここでA:動体視力検査、視野角検査、B:多分問診(日本人はおまけでクリア)、C:料金支払(100元:體検費)をします。
- ・受講料支払
- ゲート(扉)をくぐって筆記試験へと進みます。3~4つの受付カウンターが有り、空いている所(女性が待機しているカウンター)へ進んでください。ここで諸費用を支払い、このカウンター右奥に見える筆記試験ルーム(パソコンルーム)で筆記試験を受けることとなるのです。受付女性へ提示するアイテムは次の通りです。
- i. 日本の運転免許証のコピーを添付した申請書類
- 身長・体重測定室で写真1枚はホッチキスで止められたはずです。ここでは、持参した残りの1枚も手渡します。
- ii. 日本の運転免許証(コピー不可)
- iii. 居留証
- そして費用を提示してくれます。2006年1月現在で542NTドル。またここで初めてオートマかマニュアルかを聞かれます。自用がオートマです。
- * 汽車駕照人考験費
- * 考験小客車使用量(自用)
2. 筆記試験
- さて、いよいよ筆記試験(正確に言えばパソコン打ち込み試験)に移るのですが、『日本人?』『試験は日本語で受ける?』などの質問があります。答えられなくても、日本の運転免許証を提示しているので大丈夫!誘導された席につくと、パソコンに日本語が表示されていますョ。ここで85点以上取ったら路考に進めます。常識の範囲で答えればまず受かります。
- また実際の試験機と同じ練習用の機械が、最初の受付カウンターの左にありますので、操作方法をそれで慣れておくのも良いかもしれません。しかし、この練習機は残念ながら中国語しか出ません。
- 実は台北市監理處北區分處サイト内に日本語のテスト問題が紹介されています。この中から同じ問題が30問でますので心配な人は試験前日にでも目を通せば安心かと思います。
3. 路上試験
- 路考待合室に降り、パソコンの前に座っているおじちゃんに申請をして路考の順番取りをして、自分の名前を呼ばれるのを待ちます。待ち時間に、壁に貼ってある試験内容をよく見ておくと良いと思います。
- 試験官に呼ばれたら、試験場まで車の助手席に乗って(シートベルトをして)連れていってもらいます。運転試験開始位置まで来ると、試験官が車から降り、運転交代(試験開始)を促します。試験内容は次の通りです。
- 1) 車庫入れ
- 2) 縦列駐車
- 3) S字(前進+後退)
- 4) 安定運転(定められた線の間をはみ出さずに30m前進)
- 5) 信号機停止
- 6) 踏切停止
- 7) 坂道(停止+発進)
- 8) 信号機停止
- 少なくともセンサー2回発動で失格です。
3. 駕駛執照発行
- 試験官の指示に従い、路考待合室の左斜め前方のほったて小屋……もとい、駕駛執照発給所でおとなしく待ちます。しばらくすると、路考待合室でパソコン入力を終えた試験官が私の登記書を持ってこの発給所までやって来て、係の女性へ手渡します。係の女性が駕駛執照を作り上げるのは、ほんの数分です。200台湾ドルです。
- おめでとう!これであなたの台湾運転免許証ができました!!
- 事故に巻き込まれないようにくれぐれも注意して、カーライフを楽しんでください。
- ・バイクの免許について
- 以下の情報はぼおる様からお寄せ頂きました。バイクの試験については高雄で運転免許証を取るのS様の体験談もご参照下さい。
- 『私が待合所の前にある「バイクの技能試験」の様子を見ていると、駕駛執照発給所のおばちゃんに「ついでにバイクも受けたら良いのに。今すぐ受ければ筆記試験がいらないよ」とそそのかされ、再度、のこのこと小型バイクの試験も受けました。私は長らく乗ってないのでふらついてしまい試験には落ちましたが^^。(試験費148元+身体検査費100元)』
- ・路上試験の練習場について
- 以下の情報はW様からお寄せ頂きました。
- 『私の場合、二回目の挑戦で免許取得となりました。(一回目はS字のバックで縁石に触れ失敗。)
- どこか台北市近くにて事前練習させてくれるところないか探しましたが、これをやってくれる教習所以外に少なく探すのに苦労しました。
- 承徳汽車駕訓班(台北市民族西路73号、承徳路三段交差点)02-2597-2263にて練習ができます。
- 事務所は上記でここで受付しますが、実際の練習場所は少し離れていてそこまでタクシーで行く必要あり。延平路八段278号が練習場所でした。まったく日本語、英語は通じませんが皆さんとても親切でした。
- 受付時必要なものは
- 1)日本の自動車免許証
- 2)居留証
- 3)視力ほか身体検査証明(台北市監理處北區分處で受付後最初にやる身体検査合格書類があればそれでOK)
- 4)写真二枚
- 料金は3,000NT$/200分です。ちょっと高いですが確実に免許取得すると思えば必要出費でしょうか?
- 納得いくまで不得意な項目(私の場合はS字バック)を繰り返し、繰り返し練習できます。』
- 感謝して掲載させて頂きます(^^)/
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